神戸3-0湘南
文句の付けようがないほどの完敗だった。まあ、この一戦に賭けるものは文字どおり段違いだったわけで、そんな相手の凄みに飲まれてしまうのも無理のないことではあるけれど、やはり悔しいものは悔しい。一矢報いることすらかなわない今の実力を謙虚に受け止めて、粛々とやっていくしかない。
山田直輝や阿部浩之といった、重要な役割を果たしてきたベテランがチームを離れることや、地味にではあるけれど大岩一貴の連続得点記録が途絶えたことも、転換期に入ったことを端的に示しているように思える。これまで蒔いてきた種をどう育て、どう結果に繋げていくか。来季はきっと真価を問われるシーズンになると思う。月並みな表現ではあるけれど、今日見せつけられた力の差を追いつき追い越していくための戦いはもう始まっている。来季は一つでも多く喜びたいし、より見晴らしのいい場所に立ちたい。ベルマーレここにあり、と誰もが唸るような、堂々たる姿を見せてほしい。
ヴィッセル神戸の関係者各位(特に齊藤未月)におめでとうと、来シーズンこそは見てろよの一言を添えて雑文の締めくくりとしたい。マジで見てろよ……!!
湘南2-3横浜FM
何とも評価の難しい試合になってしまった。
鈴木章斗と福田翔生の2人が二桁の大台に乗せたのは大きな収穫だったけれど、本当にわずかな気の緩みが致命傷になってしまった。
無敗記録も途切れてしまったけれど、また一から積み上げていくしかないし、しっかり来期に繋げられる最終節にしないといけない。個人的に大岩一貴の年一が勝敗を分ける気がしているけれど、果たしてどうなるか。今節で課題は出尽くしたと信じたい。終わり良ければ何とやらなので、何とかなるといいな。
『ぼくとパパ、約束の週末』を観た
劇場で。
1人で映画館とか10年強ぶりだろうか。
公式サイトの「ハートフルな感動作!」というキャッチが、嘘は言ってないんだけどギリギリどうかというか、自閉症児(グレーゾーン含む)を持つ親としては胸が痛くてきついシーンもちらほらというか。
ただまあ、実際のスタジアム映像をふんだんに使った観戦シーンは一サッカーファンとして心が震えるというか、ワクワクして非常に良かった。
主人公ジェイソンの、ゆっくりなんだけれどしっかりと成長していく様の再現度も高くて、子役の上手さが光る良作でもある。
公式にも載っているしネタバレにはならないと思うので書くと、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方もまた味があるというか、より明るい未来を予感させてくれて良かった。
やはり劇場での臨場感はなかなか得がたいものがあると思うので、育児に悩むパパもママも、それ以外の人も、公開中に足を運ぶといいんじゃないかな。
個人的にジェイソンの生きづらさの鮮烈な描写に心は痛んだけれど、それでもここ数年で観た映画の中では上位に入る程度にはおすすめできるかな。
円盤も楽しみ(すっかり買う気でいる)。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を観た
3週間ほど前だけれど。
11/2に大学の後輩が地元に遊びに来たのだけれど、雨もあって間が持たないなあと思っていたところ、同行していた地元友人宅に招かれる流れとなり、そのままでかめのTVで友人イチ押しの表題作を観ることに。結果、とても楽しめた。
派手なアクションに説得力があっていいとか、軽妙な台詞回しがじわじわくるとか、エンタメとしてすごく高いレベルで完成されていると感じた。
ちょっと戦闘に迫力がありすぎて怖がりの娘に見せていいかは判断に迷うところではあるけれど、円盤は買ってもいいかなという気になっている。
とりあえず未見の方におかれましては、ファンタジー好きなら文句なしにおすすめできますよ、と申し添えておく。今なら劇場で1回観るより安い値段で円盤が買えてしまうしね。
シャーボX(ST3)を買った
来年1月から値上がりするというので、駆け込みで。
定価3000円+税が実売1700円台で買える喜びよ。
見た目は文句なしに格好いいし、ロータリーシステムもスムーズでストレスがない。
何より、0.1mm細いから保持が微妙だという前評判だったアクロインキの芯(BRFS-10F)がぴったりで抜け落ちる気配もないのは完全に嬉しい誤算で、書き味の面でもストレスフリーな使い心地が実現しそうで本当に良かった。
ヨドコムで買っておいたゼブラ純正の4C芯は腐らせることになってしまったけれど、まあそこはご愛嬌。
とりあえず、仕事などにぼちぼち使っていきたい。
湘南1-1札幌
そんなわけで現地だった。
寝不足で精神状態がきわめて良くない感じだったのだけれど、ベルマーレコールを中心に声出しもぼちぼち頑張った。甲斐あってか、見事な先制弾にはたまらず絶叫したけれど、締めきれなかったか同点被弾、そのままスコアは動かず終了となった。連勝記録の更新も来年に持ち越し。まあ、粛々とやっていくしかない。
帰りの湘南新宿ラインでは、ひたすら磐田×G大阪の速報をリロードしていた。3-3になった時点で残留確定は次節に持ち越しかと天を仰ぎそうになったけれど、何とかガンバ△が勝ち越し、そのまま終了。無事、来季も継続してJ1で戦う権利を得た。
スタジアムで勝ってすっきり決められないのはウチらしいというか、まあ少々ふんわりしてしまった感はあるけれど、まだまだ一桁順位の目も残っている。残り2試合、状況的に難しいのは承知の上で、それでも死力を尽くして勝利してくれることを祈らずにいられない。最高のクライマックスに向けて、あと二つ、愚直な戦いと最高の歓喜を。
FC東京0-2湘南
チームの充実ぶりが伝わる快勝劇だった。前半こそパスがずれたりトラップをミスしたりといった細かいエラーが散見されたけれど、それでもしっかり修正しつつ要所で強かに仕留めるあたり、本当に大人のチームになったなと感慨深いものがあった。
あと1勝で残留(ほぼ)確定というところまで来たけれど、まだ何も決まってはいない。むしろ神奈川最上位とか得失点差プラスでシーズン終了とか、記録にも記憶にも残る形で締めくくる絶好のチャンスなので、まだまだ上を見て進んでいくしかない。
次節、ちいかわコラボピンバッジ(スタジアム受け取り限定)が当たったこともあって、個人的にはシーズン4試合目の参戦になる。必ず物にしてほしいし、できるという確信もある。まだまだここから、高みを目指していきましょう。
上田岳弘「太陽」を読んだ
なかなか得がたい読書体験だった。
荒唐無稽と言うほかない舞台設定も、文章の上手さで納得させられてしまうというか、ねじ伏せられる感覚が読後しばらく経っても鮮明で、何というか勉強になった。
併録の「惑星」もじっくり楽しみたい。その次は積ん読の中から、久々にラノベでも読んでみようかな。
湘南2-1広島
前半のゴール取り消しで気持ちを切らさなかったことがすべてだったと思う。
がむしゃらに前へ前へと邁進していくイレブンの姿は本当に胸を打たれたし、報われて良かったという安堵感もある。こういうゲームが観たくてサッカーファンをやっているというか、サポーター冥利に尽きる、会心の首位撃破だった。DAZN観戦でも伝わってきた熱の入りよう、実にあっぱれ。
暫定とはいえ順位は13位までジャンプアップ。もう二度と、下は向かない。まずはさらなる連勝の継続と、一つでも上を目指すための全力を。
東京V0-2湘南
後半序盤の追加点がなければ、どう転ぶかわからない展開だった。紙一重という感じではあったけれど、チャンスを確実に仕留める強かさが出せたのは間違いなく成長の賜物で、ここに至ってなお伸びしろを感じさせるチーム力に唸らされた。
とはいえ、まだ何かが決まったわけでもない。2週間のインターバルがあって迎える次節、対するは絶好調の首位。相手の勢いをいなし、逆に食ってやるぐらいの意気込みを見せてほしいし、それができれば自ずと未来は切り開ける。
伸び伸びと、でも綿密に、湘南らしさの溢れる好ゲームを期待したい。何としても、連勝の継続と、さらなる高みを目指す熱戦を。